走れば乾くと思っていた私が純水0ppmを監視するまで

洗車

はじめに

今では純水器と軟水器を使い、TDSメーターで0ppmを確認しながら洗車しています。

ただ、最初から洗車に詳しかったわけではありません。

昔の私は、洗車後の車を見ながら「走れば乾くだろう」と本気で思っていました。

カーシャンプーも使わず、使い古したタオルで拭き、道具の使い分けもほとんど考えていませんでした。

そんな状態から、202ブラックのSAIを綺麗にしたいと思うようになり、研磨で失敗し、塗装でも失敗し、少しずつ洗車環境を整えてきました。

この記事では、私が洗車初心者だった頃から、純水0ppmを気にするようになるまでの流れをまとめます。

これから洗車を趣味にしたい方や、洗車道具をどこから揃えればいいか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

結論|洗車は道具より先に「失敗しにくい考え方」が大事だった

私が洗車を続けてきて感じる結論は、最初から高い道具を揃える必要はないということです。

ただし、適当に洗っても大丈夫という意味ではありません。

昔の私は、

  • 高圧洗浄機なら汚れは全部落ちる
  • 走れば水滴は乾く
  • 家にあるタオルでも拭ける
  • 回転する道具なら車も磨ける

このくらい軽く考えていました。

結果として、水シミや洗車キズをあまり気にせず洗っていましたし、研磨ではボンネットにオーロラ傷を入れてしまいました。

今なら、最初に意識するべきだったのは高級な道具ではなく、次の3つだったと思います。

  • 水滴を残さないこと
  • ボディ用と汚れが強い部分の道具を分けること
  • 道具の用途を間違えないこと

この3つを意識するだけでも、洗車の失敗はかなり減らせたと思います。

FIT3時代|洗車はただ汚れを落とす作業だった

私の洗車歴は、約10年前に乗っていた青色のFIT3から始まりました。

当時の洗車は、今考えるとかなり雑でした。

カーシャンプーは使わず、水で流して、使い古したタオルで拭くだけ。

最初の頃は拭き上げすらあまり意識しておらず、「少し走れば乾くだろう」と思っていました。

高圧洗浄機も使っていましたが、購入理由は洗車ではなく家の掃除がメインです。

車にも使っていましたが、当時は「高圧で流せば汚れは落ちる」と考えていました。

さらに、今だから笑える話ですが、ケルヒャーの洗剤タンクに台所用洗剤を入れて、車に泡をかけたこともあります。

道具の用途も、洗剤の違いも、ボディへの負担もほとんど分かっていませんでした。

当時の自分は綺麗にしているつもりでしたが、今の自分が見たらかなり止めたくなる洗い方です。

拭き上げタオルで「道具で仕上がりが変わる」と気付いた

洗車への考え方が少し変わったきっかけは、車用の拭き上げタオルでした。

それまでは、家で使っていた古いタオルでなんとなく拭いていました。

ところが、車用の拭き上げタオルを使ってみると、水滴の残り方が明らかに違いました。

水シミの残り方も変わり、「道具でこんなに違うのか」と感じたのを覚えています。

この時点では、まだ洗車趣味と呼べるほどではありません。

それでも、洗車は水をかけて拭くだけではなく、使う道具で仕上がりが変わると知った最初の出来事でした。

SAI購入後に202ブラックの難しさを知った

その後、現在の愛車であるSAIに乗るようになりました。

色は202ブラックです。

購入した直後は、販売店で見た時点では十分綺麗に見えていました。

しかし、納車後にあらためて見てみると、ボディには水アカがあり、パネルの隙間には汚れが残り、細かい部分には長年の蓄積汚れがありました。

黒い車は綺麗な時の満足感が大きい反面、汚れや水滴跡、洗車キズも目立ちやすいです。

このSAIを見たことが、私が洗車にハマる大きなきっかけでした。

安いカーシャンプー、洗車ミット、ディテーリングブラシなどを少しずつ揃え、隙間の汚れやボディの水アカを落とすようになりました。

最初は完璧とは程遠い状態でしたが、「自分で洗うと車は変わる」と感じられたのが大きかったです。

研磨で失敗して、道具の使い方を考えるようになった

洗車にハマると、次に気になったのはボディの傷でした。

調べていくうちにコンパウンドや研磨という言葉を知り、自分でも試してみたくなりました。

ここで大きな失敗をします。

家にあったインパクトレンチとスポンジを組み合わせて、ボンネットを磨いてしまいました。

結果は失敗です。

ボンネットの目立つ場所にオーロラ傷が入りました。

今なら、インパクトレンチでボディを磨こうとは思いません。

でも当時は、本気で綺麗にしたいと思ってやっていました。

この失敗で学んだのは、「回転する道具なら何でも磨けるわけではない」ということです。

洗車や研磨は、道具そのものよりも、用途に合った使い方が大事だと痛感しました。

その後、ダブルアクションポリッシャーやバフ、コンパウンドについて調べるようになり、少しずつ正しいやり方を覚えていきました。

塗装の失敗で、作業環境の大切さも学んだ

洗車にハマると、ボディだけでなく気になる部分も直したくなります。

私の場合は、リアスポイラーのクリア剥がれでした。

古い塗装を落とし、下地を作り、黒塗装まではある程度うまく進みました。

しかし、クリア塗装のタイミングで天気が崩れました。

カーポートの下だったので直接雨に濡れたわけではありませんが、湿度はかなり高かったと思います。

結果として、艶はあるのに透明感が足りない仕上がりになりました。

この時に、塗装は技術だけではなく、気温や湿度、作業環境の影響も大きいと学びました。

洗車も同じで、炎天下や風が強い日、乾きやすい環境では難易度が上がります。

今は朝の涼しい時間に洗車したり、純水すすぎを使ったりして、失敗しにくい環境を意識するようになりました。

洗車環境を整えたら、作業が続けやすくなった

洗車を続けるうちに、車だけでなく洗車環境も少しずつ変わっていきました。

現在は、ケルヒャーK3ホースリール、自作防音BOX、20mホースリール、洗車カート、ハニカムライトなどを使っています。

最初から一気に揃えたわけではありません。

不満が出るたびに、少しずつ改善していった結果です。

例えば、K3ホースリールは洗車には便利ですが、音が気になりました。

そこで防音BOXを自作しました。

準備と片付けが面倒になった時は、洗車カートを作って、高圧洗浄機やホースリールをまとめて動かせるようにしました。

夜や暗い時間に傷や汚れが見えにくいと感じた時は、カーポートにハニカムライトを取り付けました。

道具を増やしたかったというより、「面倒だから洗車しない」を減らしたかったという感覚が近いです。

純水器と軟水器を導入して、TDS値を見るようになった

洗車環境を整える中で、最後に大きく変わったのが水です。

きっかけは水シミでした。

せっかく洗っても、水道水のミネラル分が残ると、水滴跡が気になります。

特に202ブラックは、水滴跡が目立ちやすいと感じています。

そこで純水器と軟水器を導入しました。

私の環境では、原水のTDS値はおおよそ40〜44ppm程度です。

軟水器は、最初の通水時に200ppmを超える数値が出たこともありました。

その後、しばらく水を流して洗い込みをすると、60ppm前後まで下がりました。

純水器の出口では0ppmを確認できています。

現在はインラインTDSメーターを使い、洗車中でも数値を見られるようにしています。

昔は「走れば乾く」と思っていた自分が、今では0ppmを見ながら洗車しているので、自分でもかなり変わったと思います。

今の通常洗車で意識していること

現在の通常洗車では、ざっくり次の流れで作業しています。

  • 軟水で予洗い
  • シャンプーで手洗い
  • 純水ですすぎ
  • 小型ブロワーで水滴を飛ばす
  • 残った水滴を軽く拭き上げる

202ブラックのSAIは、通常洗車なら約30分で終わることが多いです。

N-BOXをホイールやタイヤまで洗うと、約1時間かかりました。

昔のように、ただ水をかけて終わりではありません。

でも、道具や流れを決めておくことで、作業自体はかなり楽になりました。

特に純水すすぎと小型ブロワーを使うようになってから、拭き上げ時の気持ちはかなり楽になっています。

水滴を残さないように焦る場面が減ったのは、大きな変化でした。

洗車初心者の頃の自分に伝えたいこと

今、洗車初心者の頃の自分に伝えるなら、次のように言いたいです。

まず、車用のカーシャンプーと洗車ミットを使った方がいいです。

家にある洗剤や古いタオルで適当に洗うと、汚れは落ちてもボディには優しくない可能性があります。

次に、拭き上げはかなり大事です。

水滴を放置すると、水シミが気になる原因になります。

特に黒い車は、水滴跡が目立ちやすいと感じます。

そして、研磨や塗装は焦らない方がいいです。

調べながらやるのは大事ですが、道具の用途を間違えると、綺麗にするつもりが逆に傷を増やしてしまうことがあります。

私も実際に失敗しました。

だからこそ、最初は無理に難しいことをせず、通常洗車を安定してできる環境を作るだけでも十分だと思います。

この記事が向いている人・向かない人

この記事が向いているのは、これから洗車を趣味にしたい方や、洗車道具が増えていく流れを実体験ベースで知りたい方です。

また、純水器や軟水器が気になっているけれど、いきなり導入するべきか迷っている方にも参考になると思います。

一方で、プロレベルの研磨方法や、細かいケミカル比較を知りたい方には物足りないかもしれません。

この記事は、あくまで私が失敗しながら洗車環境を整えてきた記録です。

専門的な正解というより、自分の環境ではこう変わったという実体験として読んでもらえればと思います。

まとめ

昔の私は、洗車後の車を見ても「走れば乾くだろう」と思っていました。

カーシャンプーも使わず、古いタオルで拭き、道具の使い方もほとんど分かっていませんでした。

そこから拭き上げタオルで仕上がりの違いを知り、202ブラックのSAIで汚れや水アカの目立ちやすさを知り、研磨や塗装の失敗も経験しました。

失敗は多かったですが、そのたびに必要な道具や作業環境を見直してきました。

今では、軟水で予洗いし、純水ですすぎ、TDSメーターで0ppmを確認しながら洗車しています。

最初から今の環境を目指していたわけではありません。

不満や失敗を1つずつ潰していった結果、今の洗車スタイルになりました。

これから洗車を始めるなら、いきなり全部を揃える必要はないと思います。

まずは水滴を残さないこと、道具を正しく使うこと、無理に難しい作業へ進まないこと。

このあたりを意識するだけでも、洗車はかなり楽しく続けやすくなると感じています。

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