はじめに
純水器を導入する前、私は少しだけ期待していたことがありました。
それは、純水器を使えば洗車時間がかなり短くなるのではないか、ということです。
純水で最後にすすげば水滴跡が残りにくくなる。
そう考えると、拭き上げにかかる時間も減って、洗車全体がもっと早く終わるような気がしていました。
実際、私の洗車環境では現在、軟水器と純水器を組み合わせて使っています。
基本の流れは、軟水で予洗いをして、シャンプー手洗いをして、最後に純水ですすぐ形です。
さらに、インラインTDSメーターで水質を確認しながら、高圧洗浄機につないで洗車しています。
では、純水器を導入したことで洗車時間は本当に短くなったのか。
今回は、実際に202ブラックのSAIやN-BOXを洗って感じたことをもとに、純水器と洗車時間の関係について書いてみます。

結論|洗車時間が劇的に短くなったわけではありません
先に結論から書くと、純水器を導入したからといって、洗車時間が劇的に短くなったわけではありません。
私の場合、202ブラックのSAIを通常洗車した時は、だいたい30分くらいで終わりました。
N-BOXをホイールやタイヤまで含めて洗った時は、だいたい1時間くらいかかりました。
この時間だけを見ると、純水器を導入したから半分の時間で終わった、というような変化ではありません。
むしろ、純水器や軟水器、TDSメーターを使う分、水の流れを確認したり、機材を見たりする工程は増えています。
それでも、私は純水器を導入してから洗車がかなり楽になったと感じています。
理由は、作業時間そのものが大きく短くなったからではありません。
水滴跡を気にして焦る時間が減ったからです。
洗車中に急がなくてもいい。
この差が、思っていた以上に大きかったです。
純水器を導入する前は、とにかく急いでいました
純水器を導入する前の洗車では、とにかく水滴を乾かさないように気を使っていました。
特に私が乗っているSAIは202ブラックです。
黒いボディは、水滴跡も拭き跡もかなり目立ちます。
洗っている最中に水が乾きそうになると、それだけで少し焦ります。
日差しがある日や、気温が高い日だと、パネルごとに早く流したくなります。
シャンプーを流した後も、早く拭き上げないと水滴跡になるのではないかと気になっていました。
この「急がなきゃ」という感覚が、洗車時間以上に疲れる原因だったと思います。
作業自体はそこまで多くなくても、気持ちがずっと追われている感じです。
洗車が好きでやっているはずなのに、途中から時間との勝負みたいになっていました。
純水すすぎに変えてから焦りが減りました
純水器を導入して一番変わったのは、最後のすすぎで気持ちに余裕ができたことです。
もちろん、純水だからといって洗車後に完全放置していいとは思っていません。
今でも小型ブロワーで水滴を飛ばして、必要なところは軽く拭き上げています。
ただ、通常の水道水で流していた時よりも、水滴跡に対する焦りはかなり減りました。
最後に純水ですすいでいるという安心感があるので、洗車中に少し手が止まっても、以前ほど慌てなくなりました。
例えば、シャンプーを流した後に、ドアミラーやグリルまわりの水滴をブロワーで飛ばす時間があります。
以前なら、その間にも他の場所が乾いていないか気になっていました。
でも今は、最後のすすぎに純水を使っているので、少し落ち着いて作業できます。
この差は、実際の分数以上に大きいです。

30分洗車ができた理由は純水器だけではありません
202ブラックのSAIを通常洗車した時、だいたい30分くらいで洗えました。
ただ、これは純水器だけのおかげではありません。
洗車カートを作ったこと。
ケルヒャーK3ホースリールを使いやすい位置に置いたこと。
20m高圧ホースリールを固定したこと。
小型ブロワーを使うようになったこと。
こういった洗車環境全体の改善が重なって、30分くらいで通常洗車できるようになったと思っています。
純水器は、その中のひとつです。
純水器を導入したから、いきなり作業スピードが上がったわけではありません。
むしろ、作業の組み立てが安定したという感覚に近いです。
水滴跡を気にして無駄に焦らなくなったことで、結果的に手順が乱れにくくなりました。
だから、洗車時間が短くなったというより、洗車時間が安定しやすくなったという表現の方が近いです。
N-BOXは1時間かかりました
一方で、N-BOXを洗った時は、ホイールとタイヤまで含めてだいたい1時間かかりました。
これは純水器を使っていても変わりません。
N-BOXはSAIより背が高く、ルーフを洗う時に踏み台が必要になります。
さらに、ホイールやタイヤまで洗うと、どうしても作業量が増えます。
足回りを洗って、ボディを洗って、ルーフも洗って、最後にすすいで、ブロワーで水滴を飛ばす。
この流れを考えると、1時間くらいかかるのは自然だと思いました。
ここで感じたのは、純水器は作業量そのものを消してくれる道具ではないということです。
大きい車は大きいなりに時間がかかります。
ホイールやタイヤまで洗えば、その分だけ時間は増えます。
ただ、それでも最後に純水すすぎができることで、作業後半の焦りはかなり減りました。
SAIでもN-BOXでも、純水器の良さは「作業時間の短縮」より「気持ちの余裕」に出やすいと感じています。

純水器を使うと拭き上げは楽になります
純水器を導入して、拭き上げはかなり楽になりました。
ただし、拭き上げが完全になくなったわけではありません。
私の場合は、洗車後に小型ブロワーで水滴を飛ばします。
ドアミラー、エンブレム、グリル、ナンバーまわり、隙間などは水が残りやすいので、ブロワーがかなり役立ちます。
その後、残った水滴を軽く拭き上げます。
純水を使っていると、通常の水道水よりも水滴跡に神経質になりすぎずに済みます。
そのため、拭き上げでゴシゴシ急ぐ必要が減りました。
202ブラックのような傷が目立ちやすい色では、これはかなり大きいです。
早く拭こうとして力が入ると、拭き傷の原因にもなりやすいと感じています。
純水器を使うことで、拭き上げを雑にするのではなく、落ち着いて軽く済ませやすくなりました。
この意味では、洗車時間の短縮よりも、洗車後半の負担軽減に効果を感じています。
洗車時間よりも、失敗しにくくなったことが大きい
純水器を導入してから、私が一番よかったと思っているのは、洗車で失敗しにくくなったことです。
水滴跡を気にして焦る。
乾きそうになって慌てる。
拭き上げで力が入る。
こういう失敗につながりそうな場面が減りました。
特に夏場や気温が高い時期は、洗車中の乾きが気になります。
そのため、真夏は全工程で純水を使うことも考えています。
もちろん、純水にはコストもあります。
だから普段は、軟水予洗いと純水すすぎを使い分ける形がちょうどいいと感じています。
純水を使いすぎないようにしながら、最後の仕上げで安心感を得る。
このバランスが、今の私の洗車環境には合っています。
機材が増えると準備時間は増えることもあります
純水器を導入すると、単純に楽になることばかりではありません。
純水器、軟水器、ホース、TDSメーター、高圧洗浄機。
使うものが増えるので、何も工夫しなければ準備は少し面倒になります。
私の場合は、洗車カートにまとめることで、この問題をかなり減らしました。
純水器と軟水器を置き、高圧洗浄機やホースリールも近くにまとめることで、洗車前の準備をしやすくしています。
もし毎回、純水器を出して、軟水器を出して、ホースをつないで、片付ける必要があったら、たぶん今より面倒に感じていたと思います。
つまり、純水器だけを導入しても、必ず洗車時間が短くなるとは限りません。
洗車カートやホースリールなど、周辺の環境を整えてこそ、純水器の良さを活かしやすくなると感じました。

測ってみて分かったこと
実際に洗車時間を見てみると、純水器の効果は少し分かりにくいです。
SAIは通常洗車で約30分。
N-BOXはホイールやタイヤまで洗って約1時間。
この数字だけを見ると、純水器で大幅に時短できたとは言えません。
でも、洗車中の感覚はかなり変わりました。
以前より焦らなくなった。
拭き上げで気を使いすぎなくなった。
水滴跡への不安が減った。
途中で写真を撮ったり、少し確認したりする余裕ができた。
この変化は、単純な時間では測りにくい部分です。
洗車時間が5分、10分短くなることも大事ですが、私にとっては、洗車中のストレスが減ったことの方が大きかったです。
純水器は時短アイテムというより、余裕を作る道具でした
純水器を導入する前は、もっと分かりやすく時間が短くなると思っていました。
でも実際に使ってみると、少し違いました。
純水器は、作業を一気に省略してくれる道具ではありません。
シャンプー洗車も必要です。
汚れがひどければ、予洗いも丁寧にした方がいいです。
ホイールやタイヤまで洗えば時間はかかります。
ブロワーや拭き上げも完全になくなるわけではありません。
それでも、純水器があることで、洗車後半の焦りが減ります。
水滴跡への不安が減ることで、落ち着いて作業できます。
私にとって純水器は、洗車時間を大きく短くする道具というより、洗車を安定して終わらせるための道具でした。
まとめ
純水器を導入してから洗車時間は本当に短くなったのか。
私の答えは、劇的に短くなったわけではない、です。
202ブラックのSAIは通常洗車で約30分。
N-BOXはホイールやタイヤまで含めて約1時間。
この結果を見ると、純水器だけで大幅な時短ができたとは言えません。
ただ、純水器を導入してから、洗車中の焦りはかなり減りました。
水滴跡を気にして急ぐ場面が減り、拭き上げも落ち着いてできるようになりました。
洗車時間を短くするというより、洗車の失敗を減らし、気持ちに余裕を作ってくれる。
私にとって純水器は、そんな道具でした。
今の洗車環境では、軟水予洗いと純水すすぎを組み合わせる形がかなり使いやすいです。
これからも、時間短縮だけを目的にするのではなく、無理なく続けられる洗車環境として純水器を使っていこうと思います。


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